Ver.2.00


第二次九州遠征(01/11/19)




171店目 久留米善導寺
172店目 八代
173店目 鹿児島宇宿
174店目 福岡原
175店目 トリアス久山
176店目 新宮

11/19(1日目)

AM4:00起床。目覚まし時計、携帯のW目覚まし(?)の、セットした時間より前に目が覚める。ヒコーキに乗れるからか? あるいは、以前10分前に空港について、搭乗拒否された苦い経験からかは不明。
AM4:30に家を出て、三河島駅。12月間近のホームは、九州に向かうので、薄手のジャケットしか羽織っていない身にはかなり寒い。上野で乗り換え、次に乗った京浜東北線の車両は席がほぼ埋まっている。浜松町で改札を出て、定番の日刊スポーツを買う為にコンビニを探すが見つからない。モノレールの乗り場に向かい車両に乗り込むと、程無く、まだ真っ暗な倉庫街に走り出した。車内にはビジネスマンが多かったが、多分スッチーのお姉さんと思しき方もチラホラ(化粧の仕方から?)。
AM5:30空港着。人は疎らで、空港職員(ガードマン)の方が多いかも…。それでも、コンビニもどきで日刊スポを購入し、出発フロアに上がると、人は多い(時間があったので、ANA側からJASの受付けカウンターまで歩いてみた)。自動チェックイン機で、チケットを発券して、テロの影響でかなりチェックが厳しい(らしい)手荷物チェックへ。筆者は小銭入れを持たず、ポケットの中でジャラジャラいわせているので、いつも備えつけのトレーに財布と携帯と共に、小銭を放り込んでいたのだが、今日はなぜか、トレーではなくてビニール袋(少し寂しい?)。特に怪しいモノ(笑)は持ってないが、PC等、全部の荷物が入っているディーバックはかなり重たい。出発まで1時間近くも時間があるので、次第に赤くなっていく空(雲?)を見ながら佇む(西側の滑走路は着陸専門なので、この時間1機も降りて来ず、眺めるモノが無い)。やっとAM6:30を過ぎると出発便も現れ、静かだった空港を、滑走路に向けてヒコーキが走っていく。
AM6:50に搭乗手続きが始まり、機内へ。隣の伊丹行きはかなりの乗客が乗りこんでいたが、福岡行きはガラガラ。予約した窓側の席が、翼にかかっていたので、カウンターで後方に替えてもらってもよかったかも…。定刻通りAM7:00に777は30%位のの乗車率でドアがロックされ、後方に押し出される。前後には1機も見当たらない中、滑走路に進入すると、若干のエンジン音の高まりと共に、すぐに宙に浮いた。10分後、定期コースなのか、機長のサービスなのか定かではないが、富士山上空。左側A席の筆者から、朝日をあび、5合目くらいまで雪に被われた容姿が、はっきり見える(ほんの3カ月前に、かなり苦労して登った頂上のはるか上を、モノの数分で通過するとは…)。快適な飛行の後、AM8:00過ぎには九州が見えてくる。高度もぐっと下がり、窓のそばを、雲がスゴイ勢いで後方へ流れて行く。ココから福岡空港にかけて市内上空を旋回して(学校のグランド等が真横に見えて、かなりのスリル…)南側から進入すると思いこんでいた筆者に肩すかしを食らわすように、北側から着陸してしまった…。
空港を出て、トヨタレンタカーを探すが、予めH.P.で確認した(つもり)の場所に見当たらず、右往左往。あきらめて、空港内の案内嬢に尋ねると、とんだ方向違い…。何とか目的地が見つかり店内に入ると、カウンターには先客。奥にいた店長クラスの男性に声をかけて、対応してもらう。予約のプリントアウトを見せ→カードで支払い→マイレッジの登録(笑)。そんなことをしているうちに、店内にはお客さんがゾロゾロと、5組くらい到着(先に着いてよかった…)。それでも、先客のじいさんは来月の予約を入れたりして余裕…。オカノは新車風(走行20,000Km)のビッツを借り出し、久留米方面に向かう。このクルマには、一見、ナビ用のモニタが付いていて、サービスかな? と、思ったが、実際に【ナビゲーション】のボタンを押してみたら、“CDをセットして下さい”などと表示されて使えなかった(あたりまえか…)。それでも、夏に沖縄で借りたパルサーで、ずっとFMを聞いていて飽きた経験から、CDを24枚持参してたりする所が、いかにも??(でも…、24枚は多かったかも(事後感想))。かけるCDは、当然地元最優先で浜崎(笑)。
最初の訪問店舗は“久留米善導寺店”。ココから、国道3号を鳥栖まで走り、久留米の渋滞を避けて、国道500号…、が工事渋滞(トホホ)。川沿いの細い県道を経て、国道210号沿いの店舗へ。時間は、キッチリAM10:00をまわったところ。



2001/11/19(月)晴 171店目 久留米善導寺店
左手のHard-Offへ。平日の開店後、間もない為、お客さんがいない…。ジャンクコーナーには大型のヘリ・ラジコン(“欠品あり”と明記されている)がプロポ付きで\30,000.-。隣のOff-House扱いの方がしっくりするような…。それと、各地にばらまかれた(?)折り畳み式のヘッドホン。これまでの最安値は、たしか山形のほうで見た\380.-だったはずだが、ここでは\300.-(在庫はスケルトンタイプのみ)。一般コーナーへ移って、これまた定番の日立ペルソナ(営業店ごとに不良在庫を処分したのか?)が\30,000.-〜(普通)。PCソフトコーナーでは“三国志[”が\5,980.-で2本在庫。その他は、特に見るべきモノも無し…、退散。

店名 併設店 店舗規模 商品量 整頓度 トイレ ひとこと
久留米善導寺店 Offhouse ☆☆ ☆☆ -




国道210号を久留米市内に向かう。目的地はOff-House久留米安武店。市内の渋滞(大部分が国道3号の信号突破)を抜けて、反対側の住宅街。店内では、特にめぼしいモノは無かった。その後は一気に熊本県の八代へ向かう。所要時間が全く見えないので、とりあえず熊本市内は迂回する事にして、海沿いへ。途中の道は、時々大型車やオバサン軽車にプロックされつつも、ほぼ快適。熊本県に入った辺りで昼時を迎えるが、期待していたラーメン店が見つからない(涙)。ちなみに、この間のBGMは森高(笑)。
宇土半島のつけ根まで来て、地図で不知火に道の駅があるのを発見。トイレ休憩をかねて立ち寄ると、食堂があり、煮魚定食がデザート付き(っても、ミカン1コだけど…)で\750.-。注文すると、“アゴダイのあら煮”か“XXX(失念)の煮つけ”の選択をせまられた。XXXがトゲトゲのカサゴだと思ったオカノは、アゴダイを選んだのだが、よ〜くメニュ−を読むと、XXXはスズキの幼魚となっている(少し後悔)。出て来た料理は、さすがに骨も多く食べ辛かったが、体長25センチくらいのヤツが、丸まる1匹分(6切れ)あって、かなり満足(ホント、道の駅の食堂は当たり外れが…)。時間は2時をまわっていたので、先を急ぐ。



2001/11/19(月)晴 172店目 八代店
店舗前の道路は片側2車線の広い道路だが、名称不明。マラソン選手で有名(誰だったっけ?)な、ニコニコドーの中に3店舗揃踏み。
一番奥のhard-offから。まずLDコーナーを漁ると、千堂あきほ、荻野目洋子、岡本夏生…等のかなり濃〜い品揃え(笑)。気をとり直して、PCパーツ等を漁るが、特に目につくモノはない…。店(というか、建物)最奥のジャンクコーナーへ入ると、ガラスケースの中にメモリーらしきモノが…。よく見ると、最近お世話になっている(?)32Mメモリー(SIMM)が、\300.-で4本。その隣にはMMXPentium166が\1,500.-とある。この値段だったら、秋葉原価格そのままだが、3個ある中で、唯一CPUクーラーが付いたままになってるヤツが、233MHの様な…。すかさず店員さんを呼んで、ケースを開けてもらったら…、鍵も使わずにガラス戸が開いた(鍵がかかってないのね…)。CPUを間近に見ても、233Mhだったので、さっきのメモリーと一緒にお買い上げ(ちなみに233Mhの秋葉価格は\2,980)。ジャンクにも関らず、スポンジを用意してもらって、足対策までやってもらう。
気を良くして、Off-Houseへ入ったが、欲しいものは無く、Book-Offへ、ん〜!!、雑誌“エアライン(イカルス出版)”がたくさんある。自分のクルマで来てたら全ゲットだけど…、帰りの飛行機が(涙)。宅配で送ってもらうってのも…。諦める。ビッツに戻ってから思ったのだが、CPUってのも、X線とかでみると兇器にみえたりしないか(剣山みたい)??
 
店名 併設店 店舗規模 商品量 整頓度 トイレ ひとこと
八代店 Offhouse・book-off ☆☆ -




時間はPM3:00。鹿児島までは地図上で200Km弱ってところか…。高速って手もあるが、事前調査では熊本-鹿児島間の高速は、対面通行でスピードが出ないらしい。迷わず、国道3号を出水方面へ向かう。大型車の往来が多く、出水まで1時間以上かかったが、ココから3号を離れ、山越えの国道328号でショートカット。さっきまで鹿児島までの距離が120キロと表示されていたのがイッキに90キロになった。道幅も広く、快適な移動ではあったが、ビッツに関して気づいた事が…。それまでリッターカーを感じさせない走りで平たん路を走ってきたのが、山道に入った途端、鈍臭く感じてしまうのは、仕方がないところか?。登りで80キロを維持しようと思って、知らずに床まで踏みつけていた(笑)。
何となく下りが多くなり、クルマも増え出して、鹿児島市内が近づく。福岡を走り出して300Kmになるが、残油計(デジタル)は残り半分を示している。メーターの癖がわからない以上、早めの給油が安泰なのだが、鹿児島市内は価格表示が無い…。そうこうしているうちに、西鹿児島駅前まで来てしまった。ここで少し渋滞。すぐ右を路面電車が追い抜いて行く。




2001/11/19(月)晴 173店目 鹿児島宇宿店
PM6:50、余裕で鹿児島宇宿店(日本最南端店舗)へ到着。1FのOff-Houseを軽くながめて、2Fへ…。明らかな物不足。PCパーツはほぼ全滅か?、ジャンクコーナーへ行くと、EPSONのLP1500が\1,000.-。試しに上ぶたを開けてトナーを確認したら重いような??(クルマで来ていたら即ゲット品かも…)。あとは、P1xxクラスのメーカー製品剥ぎ取りマザーが多数(多分IBM)\700.-。普通買わない…。ふと、PCソフトのコーナーに行くとはり紙がしてあって“全ソフト 提示価格の2割引き(980円以下のソフトを除く)”とある。改めてタイトルをじっくり見て、ほしいソフトを探したが“信長の野望・嵐世記”が\5,980.-くらい。価格と持ち帰る際のバックのすき間を考慮して、断念…。何も買わずに退散。
 
店名 併設店 店舗規模 商品量 整頓度 トイレ ひとこと
鹿児島宇宿 Offhouse ☆☆ ☆☆ -




ホテルのチェックインまで時間があったので、ラーメン屋と、前に九州に来た際、素通りしてしまったBook-offを探して市内をウロウロ…。Book-Offは見つかったのだが、駐車場が空くのを、車内でじっと待っていたら、後から来たねーチャンに割り込まれてかなりムッとする。
結局Book-offでも何も買わずに、続いて腹ごしらえ…。以前に立ち寄ったラーメン屋は場所さえ思い出せず(そのくらい特徴の無い味?)ガソリンスタンドもついでに探して市内を走ると、黒豚ラーメンの看板。店の造りがチェーン店風だったので(実際そうかも…)、あまり期待せずにセット(ラーメン+チャーハン+餃子)を注文(\850)すると、とんこつの予想に反して、塩ラーメンが運ばれてきたが…、コレが旨い。全体に薄味だが、化学調味料では絶対出せない複雑な味(とんこつ+野菜がベースか?)。チャーハン・餃子も悪くはなく、久々の満足感。
その後、市の中心部へ戻りホテルを探すが、見つからず、電話で確認。PM9:00すぎにチェックイン。ロビーに客がいないのは??。4Fの部屋に入ると、なぜかダブルの部屋でベットに枕が2つ。フロアの様子からココしか空いていなかったワケではけしてなく、空いてるのでどこでも…、と、いった感じ。ただ、そんな中でも解せない事が1点だけ…、2つ用意された、ひげ剃り…。ど〜でもいいので、風呂入ってPM11:00に寝る。





11/20(2日目)

携帯のタイマーで4:30に起きる。まだ真っ暗なので天気は不明。忘れ物を再確認してロビーへ。立体駐車場よりクルマを出してもらい、市内を鹿児島自動車道の鹿児島北インターへ向かう。昨日、結局給油しなかった残油計は残り1/3…。何とか熊本市内までは持ちそう(チョット不安)。一部、霧の出ている高速を普通に飛ばす。今回はレーダー探知機を持参しててたりする(笑)。対面通行の鹿児島・熊本両県の県境を無事6:00すぎに通過し、熊本市に入る頃にはガソリンの警告ランプが点滅する。サービスエリアでスタンドを確認するも“エネオス”…。限界を感じ、久留米の少し手前、八女インターで降りるが、付近のシェルが開店前…。AM8:00なのに。仕方なく、一旦国道3号に出て北へ向かうと、すぐに価格提示の無いシェルがあった。この際、選択の余地が無いので、満タン…。入った量が、約35リッター。走った距離がおおむね600Kmなのでリッターあたり、17.1Km…(ちなみにシルビアのほぼ倍走る計算)。スバラシ〜!! コレだと、多少ガソリンが高くても(97円/L)、全然気にならん。
そんな訳で、さっき降りた八女インターのひとつ北側、広川インターより高速に復帰、福岡を目指す。太宰府インターで福岡都市高速に接続、料金所で両方の料金を一括してカードで払おうとしたら、都市高速代(\550)だけ、現金で徴収された。?? 福岡空港の国内線乗り場への出口(左車線)が、やたら渋滞する事を学習し、百道(ももち)方面へ向かう。1時間くらい後に利用する、反対方向が渋滞しているのは気になるが、百道で都市高速を降りて、福岡原店をめざす。まだAM9:00をすぎたばかりなので、店が簡単に見つかれば、恒例、納豆朝食にするつもり。持参した地図が少し古く、道に迷いつつも、無事発見。吉牛へ。食べ始めて気がついたのは、やくみがネギではなく浅葱のところ(やはり関西)。変なクセが無く、ネギの輪の中に、割り箸2本を入れてしまい飯が食えん((笑)…、オレだけ?)、とかやらずに済むのも嬉しい。開店前に店へ戻る。




2001/11/20(火)晴 174店目 福岡原店
駐車場は10台チョット。店内もあまり広くない。ただ、確実な事は、在庫管理が徹底されている事。ジャンクコーナーのビデオカメラが、全て付属品と共に、パッケージされている(\1,000〜\10,000で20台くらい)。そんな中、同じくジャンクコーナーで“セレロン-533MH”が\5,000.-。同800MHが\6,000.-でシュリンクされている。側の、LDが入った箱を見ると、洋画LD(メジャーどころ)が\400.-で多数。一方の一般商品は、残念ながら在庫不足…。ガラスケースの中にSony“アイボ”が\130,000.-で置いてあったが、売られちゃうくらいだから、多分、あいきょう×かなぁ?。そんなところで店を出ようとしたら、店員さんが、いかにも体育会系のご挨拶…。
 
店名 併設店 店舗規模 商品量 整頓度 トイレ ひとこと
福岡原 - ☆☆ ☆☆☆ -




AM10:20。ココ福岡市の西側から、東側に抜けなければならない。今回は時間を最優先しているので、先程の百道インターに戻って、都市高速。渋滞も解消されていて、九州高速の福岡インターへ向けて、快適に流れている。インターの手前で若干滞っているものの、すかさず県道へ左折。大型車の多い片側二車線を、古賀方面。
次の店は、ショッピングモールの一画にあるらしいが、すぐ側を、新幹線の高架が通っているので(地図上)、目安に行ったら、高架橋が確認できたところで、既にショッピングモールの中(?)だった…。とにかく巨大で、県道の両側に、ホームセンター・本屋・100円ショップ・薬・そば・マック・とんかつ屋…と、視界全部にお店が点在。ざっと20店舗くらいが集まっている上、両側の区画をクルマで行き来する為、県道を跨ぐ立体交差が2本もかかっている。




2001/11/20(火)晴 175店目 トリアス久山店
店内に入ると、Off-Houseの店員から「いらっしゃいませ」の声がかかるが、hard-offの店員はレジの所で話しこんでいる。相手は非番の店員か…。
ソフト関係をひととおり見るが、特にめぼしいモノは無し。店奥のジャンクコーナーへ向かう。ん〜、変なモノが多い…。なぜか置いてあるヘルメット(\500.-)から始まり、スタジオ用の照明(\15,000.-?)、水牛の角(置き物)、モモのハンドル(\3,500.-)等…、隣のOff-Houseでも、チョット…と思える品物の数々(笑)。あと、気づいたのは天井がわりと高いのに、照明が足りない事。ジャンク箱をのぞき込むには、とにかく暗い。PCのパーツ等をチェックしてOff-House側へ移った…、店員は相変わらず。
 
店名 併設店 店舗規模 商品量 整頓度 トイレ ひとこと
トリアス久山 Offhouse ☆☆☆☆ ☆☆ 店員…






2001/11/20(火)晴 176店目 新宮店
場所は国道3号沿い。昨年、ココを仕事で通った時には、開店前の改装中だった(正直、ヘンな時期に、ヘンな所に造りやがって…、とは思ったが、わざわざヒコーキ&レンタカーで来るとは…)。駐車場は20台くらい。店内に入り、LDを漁る。音楽(邦楽)系が多いかも。ただ趣味とは合致しないので、放置。ジャンクコーナーへ行くと、商品不足でジャンク箱がいくつか空っぽ。しかも箱が床上に出されたまま。全部棚の中にしまってやる(笑)(どうも、店員が商品整理中だったらしいが…)。しかし、何も無い。一般商品棚も同様…。PCソフトのところには、昨日購入しなかった“信長の野望・嵐世記”が\8,980.-(高っ)。チョット、ムッとした気持ちで店外へ。ドア側のワンボックスの中では、旦那の趣味に付き合いきれない、奥様風の人が一人…。こんな店じゃ興味も湧かないだろうと思いながら、オカノもクルマに乗りこんだ。
 
店名 併設店 店舗規模 商品量 整頓度 トイレ ひとこと
新宮 - ☆☆ -




時間はAM12:00。PM3:30の飛行機の時間まで、十分余裕がありそうなので、3号線の小倉渋滞を避けて、山中の近道(…遠まわり??)。
ゆっくり走ったつもりがPM2:00前には北九州空港に着いてしまった。クルマを返却する営業所も近くにあったので、ガソリンを満タンにして、返すだけなのだが…、ガソリンスタンドが見つからない。街外れで給油して返却。前に、沖縄でレンタカーを借りた時には、スタンドの明細をチェックしてたのに、トヨタレンタカーのお姉さんは、キーをONのところへ持って行き、メーターの残油計でチェックしてた(いいかげん…)。ひととおり、外装のキズをチェックして、2日間で800キロ走ったビッツともお別れ。空港へ向けて歩き出すと、フル積載のバックが重い。
1日3便、しかも、次の飛行機まで1時間以上もある、ローカル空港のロビーは閑散としている。自動チェックイン機が無いのはともかく、カウンターが無人ていうのは、JAS独占で、緊張感がいくら無いにしても…。カウンター裏の部屋に声を掛け、出て来たお姉さんに発券をお願いする。チケットが印字された後、「こちらのお席の隣は、お子様づれのお客様が予約されていますので、もう少し前方に変更されますか?」と、言われた。別にバーゲン料金しか払わない客に、そんな気づかいはいらないと思うのだが、これから乗り込むMD87は、後方に主翼とエンジンがあるので、前に移る分には、不都合はない。オーディオも無いはずで、できれば静かな方が好ましいので、席を変更してもらう。ただ、チケットを再印刷すると思いきや、ボールペンで修正してた…。
それから、羽田からの到着便が来るまで、日刊スポーツを読んで過ごす。しばらくすると、これからお世話になるであろう、客室乗務員のお三方が、チープな土産物屋さんを覗いている。からし明太がご所望??。ただ、横目でチェックを入れると、かなり化粧品代がかかるのでは…と思しき(笑)、社員さんのチーフと、幹線では役不足?と見受けられる、バイト2人の構成は、チョットがっかり…。
PM3:00をまわって、荷物チェックが始まる。購入したCPUがちょっと気になりつつも、無事通過。出発ロビーで外を眺めていると、国内最少クラス(定員134名)のMD87がスポットに入って来る。ドアの位置が低すぎて、1階から軽い傾斜のスロープを使って、羽田からの乗客が降りて来る。乗客数は50人いるかいないか…。そうこうしているうちに、出発ロビーには人があふれて、設置してあるベンチに空きが無くなる。かなり待たされて、搭乗が始まるが、機内の席に着いて唖然…。通路を隔てた隣の席、その前、そのまた前と、既に保育園状態…(どこがお子様づれを避けてじゃ。だまされたぁ〜(涙))。
非情にもすぐにドアがロックされて、プッシュバック。滑走路上を、一番西の端までタキシングしてUターン。小さいヒコーキなので、これまで感じた事の無い振動とともに、ぐんぐん高度を上げる。海上の船が、アリぐらいになった時、機首の方向が変わる。それが怖い…、動きがやたらと急…。以前、雑誌でパイロットがDC9を「スポーツカー」と称していた事を思い出した(足が震えた)。それでも窓から見える景色はスバラシい。ついこの間通った、四国の今治付近や徳島…、その後、紀伊半島、知多半島と、あの辺に…が、とか、わかるのも少し嬉しい。
ここでも夕暮れの富士山が、低層の雲の上に、唯一置かれた、置き物のように見えている。今回の旅は、富士山を空から眺めた旅…、ってことにも、しておこう…。


(文章中の商品や金額については、筆者の当てにならない記憶に基づいて掲載しておりますので、これらの販売を保証する物ではありません。また、直接お店に問い合わせるのもご遠慮下さい。)


もどる